大阪市ボランティア・市民活動センターでは、平成15年(2002年)から 肢体や視覚に機能的な障がいのある人と寝食を共にすることで、 障がいのある人の生活をより深く体験者に実感してもらうことをねらいとして、「宿泊体験プログラム(2泊3日)」を実施しています。
参加者は、小学3年生~中学3年生の子どもたちと、肢体障がいのある人(手動や電動の車いす利用者)と視覚障がいのある人(白杖や盲導犬の利用者)です。子ども+障がいのある人+学生スタッフで班を編成し、3日間を班単位で行動します。様々なプログラム(例えば、食事、数々のレクリエーション、入浴、就寝)を一緒に体験することを通して、「障がいのある人自身が出来ること」、「サポートが必要なこと」、「少しの工夫で障がいのある人自身ができること」など、子どもたちはどのような関わりが必要か体感していきます。
子どもの個性は十人十色、障がいのある人の機能的障がいや個性も十人十色。多様な個性の出会い、その個性を尊重しながら共に生きることのすばらしさを、子どもと障がいのある人、そして学生スタッフが実感できる事業を目指します。
*実施概要***************
”ふれあい☆たこ焼きパーティー&まち歩き”は、夏の宿泊体験に引き続き、もっと障がいのある人の生活を知ってもらおうと、参加したスタッフで企画した楽しく学べるふ・く・しです。
肢体障がいのある人(車いす利用者)と視覚障がいのある人(白杖の利用者)と一緒に電車に乗ってまち歩きをしながら、商店街でお買い物をし、その材料で手巻きずしパーティーをします。障がいのある人の日常生活を理解してもらうプログラムです。ご参加お待ちしています!
※この募集は締め切りました! |
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◆日 時 ◆集合場所
◆行 き 先
◆対 象
◆締 切 |
平成25年11月9日(土)午前9時30分~午後4時30分 大阪市ボランティア・市民活動センター (天王寺区東高津町12-10 市立社会福祉センター1階)
大阪市社会福祉研修・情報センター(西成区)
10月25日(金) 大阪市ボランティア・市民活動センター(秋田・椋木) |
この夏!障がい者と一緒にびわ湖へ行こう!
障がいのある人と3日間寝食を共にし、キャンプファイヤーや野外炊飯などの様々なレクリエーションを通して、障がいのある人の生活を理解してもらう宿泊プログラムです。ご参加お待ちしています! | |||
◆日 時
◆行き先
◆対 象
◆締切 |
平成25年8月4日(日)~6日(火) (事前説明会:7月27日(土)10:00~12:30)
大阪市立びわ湖青少年の家(滋賀県高島市)
6月28日(金) |
※この募集は終了しました。
*2013年度 実施概要************
実 施 日 平成24年8月4日(木)~6日(火)の2泊3日
活 動 先 大阪市立びわ湖青少年の家(滋賀県)
参加人数 子ども(小学4年生~中学3年生) 26人
障がいのある人、学生スタッフ等 31人 (合計57人)
*2013年度 活動のようす**********
当日の様子はスタッフブログよりご覧ください→こちら
”ふれあい☆たこ焼きパーティー&まち歩き”は、夏の宿泊体験に引き続き、もっと障がいのある人の生活を知ってもらおうと、参加したスタッフで企画した楽しく学べるふ・く・しです。
子どもたちが、肢体障がいのある人(車いす利用者)と視覚障がいのある人(白杖の利用者)と一緒に電車に乗ったり、買い物をしたり、料理をしたりする中で、自分たちが日々生活している中には、どのようなバリアがあるのかを感じてもらうと共に、障がいのある人たちの生活を知ってもらい、学ぶことで福祉の心を養うことを目的としています。
*実施概要*****************
実 施 日 平成24年12月16日(日)
活 動 先 大阪市社会福祉研修・情報センター(大阪市西成区)
参加人数 子ども(小学3年生~中学3年生) 12人
障がいのある人、学生スタッフ等 20人 (合計32人)
*当日の様子***************
ボランティア情報センターに集合。
夏の宿泊体験で一緒だった仲間との再会、新しく参加してくれる仲間とのご対面です。
グループに分かれてご挨拶します。
電車に乗って現地に向かいます。
途中バリアのあるところ、思いやりの感じられるところ、まちの中にはいろんな発見があります。
たこ焼きにいれる具材をお買いもの。
どんなものを入れようとみんなで相談しながら鶴見橋商店街や、
スーパーの中を練り歩きます。
班ごとにそれぞれのたこ焼き調理開始です。
具材は、タコだけではなく、ウインナー・キムチ・チーズ・チョコ・マシュマロ・ポテトチップスなど、本当にバラエティに富んだたこ焼きがたくさんできあがりました。
食事の後は、障がい者スタッフからのお話と、振り返り会。
障がい者スタッフ自ら、それぞれの受障体験を語ってくれました。
最後に参加者の子どもたちは、今日1日で学んだことや気付いたことをしおりに書き記しました。
帰り道はバスに乗る体験です。参加者全員でバスに乗ると満員でした!!
車いすが乗れるように、出てくるスロープは初めての体験でした。
ボランティア情報センターに到着。
最後にそれぞれの班のスタッフから「参加賞」のカードを手渡しました。
1日楽しく過ごした相手とお別れは寂しいものですが、
また次の『ふれあい☆宿泊体験』でお会いしましょう!
*実施概要*****************
実 施 日 平成24年8月16日(木)~18日(土)の2泊3日
活 動 先 大阪市立伊賀青少年野外活動センター(三重県)
参加人数 子ども(小学3年生~中学3年生) 27人
障がいのある人、学生スタッフ等 33人 (合計60人)
*活動のようす*************
1日目(8月16日)
〈出発式〉
大阪市社会福祉センターに集合し、貸切バスで伊賀に向けて出発!!バスの中では学生スタッフ企画の楽しいゲームのレクリエーションをしました♪
〈車いす介助、手引きの勉強会〉
障がい者スタッフが共に生活するに当たって必要となる介助の基本の講習を行いました。
〈野外炊飯〉
班ごとにカレー作りに挑戦!火をおこすことから、みんなで力を合わせて作ったカレーは格別です。これまでで一番おいしいカレーライスでした☺
〈星座観察〉
三重県の山奥は、都会では見られないとてもきれいな星空が広がっていました☆
2日目(8月17日)
〈自主プログラム〉
各班ごとに、スタッフで考えたプログラムを楽しみました。障がいがあっても工夫次第で楽しめるんだということが実感できました。
□人間ボウリング
□風船バレー
□点字の学習
□ひもマジック
□草花の工作
□スイカ割り など
〈セレモニー〉
今年で宿泊体験も10年目。その10周年記念となる内容を考え、皆の思い出に残るような内容になりました。
①障がい者スタッフによるラジオ劇
②合唱「輪になって」
③記念品作り(みんなの手形を押した作品)
〈全体交流会〉
イントロクイズなど、スタッフで考えたゲームをみんなで
一緒に楽しみ、参加者全体の交流を深めました。
〈キャンプファイヤー〉
みんなでひとつの火を囲んでのキャンプファイヤー。学生スタッフが中心となり考えたゲームで楽しみ、あっという間の1時間でした。
3日目(8月18日)
〈自由時間〉
班以外の仲間とふれあう時間。お菓子作り、川遊び、室内遊び、登山の中から自分で好きなプログラムを選び、自由に過ごしました。
〈体験報告会〉
ボランティア情報センターに到着後は、3日間を振り返り、他の班の仲間や保護者の方に一番思い出に残った体験を絵にして1人ずつ活動の報告をしました。体験を通してどのような学びや気づきがあったのかを再認識する機会となりました。
<小学3年生~中学3年生の参加者の感想>
●小学3年生から参加して、4回目の参加です。今回は坂が多いところで、車いすを押すのも、手引きするのも、少し難しかった。だから、車いすの使っている人や視覚障害者の人たちは、ふだん生活をするときバリアだらけで、たいへんなことが、よくわかった。
2泊3日みんなとすごすことは、とても楽しいし、仲良くなれるので、これからも、ずっと参加したい。(小学生・男子)
●目やカラダが不自由な人の生活などがよく分かった。障がい者スタッフの方の手引きを頑張った。障がい者の人は手引きや車イス以外はみんなと同じなんだということがわかった。(小学生・女子)
●障がい者の人と一緒に過ごしていて、『誰も一人じゃ生きていけない』ということが分かった。(小学生・男子)
●とても自然の多い所で、様々な生き物と触れ合ったりしましたが、1番印象に残っているのは障がい者スタッフのお話です。このお話をこれからの生活に活かしてきたいです。(中学生・男子)
<学生等スタッフの感想>
●僕は小学3年生の時から宿泊体験に参加していましたが、高校生になってからもスタッフとして参加しています。参加者の時は、楽しい、面白いなどの心境でしたが、スタッフは次の行動を考えたり段取りしたり大変だと思いました。けれど、その中でも最初は緊張していた子どもたちが帰る頃には仲良くなっており、無事に帰ってくれたことがとてもうれしかったです。うまくいかなかったこともありましたが、他の学生スタッフや障がい者スタッフと協力して良い体験ができました。これからも福祉関係やボランティアのことに関わっていきたいと思う体験になりました。(高校生・男子)
<障がい者スタッフの感想>
●活動の中で、参加している子どもたちや学生スタッフに自身の障がいのことについて話をしたことや、いろいろなプログラムを通して、『基本的に障がいがあってもなくてもみんな同じ』ってことがわかってもらえたんかなと思います。
この2泊3日の宿泊体験に参加してみて、今までは全部自分でやろうとしていて、その結果疲れてしまい、何もできずに終わることもありましたが、他人の手を借りても別に恥ずかしくない、別に助けてほしい時は助けてって言ってもいいんやでって言われているみたいで、これから自分が生きていく中でもっともっと人の手を借りていこうと思う貴重な体験ができました。(肢体障がい者スタッフ・男性)
<小学3年生~中学3年生の参加者の感想>
●しょうがいの人たちと買いものをしたり、たこやきをいっしょに食べたり、したことが楽しかったです。学んだこともありました。たこやきを食べたあとにいろいろなしょうがいのひとに話をきいたこととか、あと車いすをおすバリアーはさかみちやだんさなどがこまりました。車いすを一人でこぐ人は、もっといつもこまっているんだなぁと思いました。(小学生・男子)
●<保護者の方より>たいへん楽しく過ごせたようです。本人なりに、緊張、気づかいをしていたようで、月曜日はとても疲れた様子でした。また、ボランティアの機会があったらやってみたいと言っていました。同じ班の障がい者スタッフさんが難病のため視力をなくしたことを何度も話してました。障害についても、すこし考えることがあったようです。(小学生・男子)
<学生等スタッフの感想>
●子どもたちが自分から車いす介助をしたいと言ってくれたり、たこ焼き作りを楽しんでやってくれたり、班全員で楽しむことができました。(大学生・男子)
<障がい者スタッフの感想>
●『皆で一緒に作ったものを食べる』ということはお互いを理解し、親しくなれたと思います。人はみな、十人十色。今回の出会いで、障がいのあるなしに関わらず、それぞれの個性を学ぶことができたのではないでしょうか。(視覚障がい者スタッフ・男性)
”大阪市福祉教育語りの会”は、社会にはいろいろな人がいて、それぞれの存在を認め会って生きていることを知るきっかけにしてほしいと願い、平成18年に結成しました。
小・中学校及び高等学校などあらゆる場所で、受障の体験を話したり、どのようにして再出発したかを《語る》ことで、「子供たちに障がいの理解と《生きる力》と《思いやる心》」を育てるきっかけになればと活動をされています。